2016年3月26日の北海道新幹線開業までいよいよあと約4か月!
新幹線の終着駅となる新函館北斗駅は今いったいどんな状態なのか?
気になる現在の様子を見てきました。
スポンサーリンク
新函館北斗駅へはどう行くのか?
三連休の初日である2015年11月21日の午前11時頃、現状の新函館北斗駅を確認しに行ってきました。
実は新函館北斗駅があるのは函館市ではなく、その隣の北斗市です。
「駅の名前を何にするか?」を両者が長々と揉めていたのは記憶に新しいところです。
そのため、新函館北斗駅と函館市の間は実はあまりアクセスが良くありません。
現時点では、函館駅からだと車で33分、函館空港からだと45分かかります。
もちろん駅なので列車で行くこともできますが、本数は多いとはいえないので事前に時刻表を確認してから向かいましょう。列車で行く場合、乗車時間は25分程度です。
※新幹線開業時にはアクセス列車の「はこだてライナー」も運行になる予定です。
ということで、我々も車で向かいました。
道中見かけた標識は行き先が塗りつぶされています。
現状あまり人も建物も多くなく、がらんとした印象を受けます。
歩道はかなり広く作られています。来年の春にはここが人でいっぱいになるのでしょうか。
ところで駅の中には入れるのか?
結論を言えば、入れます。というのは、新函館北斗駅ができる場所は現在の渡島大野駅であり、新駅舎のホームは在来線の渡島大野駅ホームとしてすでに使用されています。
というわけで在来線への乗り降りのために一部はすでに開放されており、中を自由に見学することもできます。
ただし、それは新駅舎のごく一部。大半の部分はまだ立ち入ることができませんので気を付けましょう。
駅の入り口です。「新函館北斗駅」「渡島大野駅」という二つの看板が掲げられているのは今だけです。
中に入って右手にはエスカレーターとエレベーターが設置された広いフロアが見えます。
ただしまだ立ち入り禁止。ガラス越しに見るだけです。
エスカレーターを上った先には何やらお洒落な雰囲気のする空間が。あの先には何ができるのでしょうか?
ホームにも降りられます!
どんどん中へ進んで行きましょう。この日の時点で開業まで126日だそうです。
「在来線改札口」と書いてありますが、今のところ改札口はありません。
というのも、ここ渡島大野駅は無人駅なのです。改札口も切符売り場もありません。列車に乗るにはそのままホームへ行き、先頭車両で整理券を取って下車時にお金を払います。
こんなに新しくて立派な駅なのに無人というミスマッチ感は今しか見れないかも…
ところで無人駅ということは?
そう!切符を買わなくてもホームまで行けちゃいます。
駅の裏側は山です。かなりのどかな印象。
撮影中は貨物列車が通りました。
撮影を終えて
渡島大野駅の時刻表もあと4か月で役割を終えます。
実を言うと筆者は新函館北斗駅(渡島大野駅)のある北斗市(当時は合併前で大野町でした)で小中学生時代を過ごしました。
改装前の渡島大野駅は今の10分の1もないような小さな駅舎で、木造の跨線橋は薄暗くて今にも崩れ落ちるんじゃないか(失礼)と思っていました。
前に駅を訪れたのははっきりとわかりませんが、おそらく10年以上は経っています。
そんな自分にとってこの変貌ぶりは目を見張るというか、「一体あれをどうすればこうなるんだ?」と不思議な気分になってしまいます。
このレンガ造りの建物は旧駅舎にもあったような…
そういえば筆者が小学生だった頃、町内に新幹線が通るということで町が少し盛り上がっていたのを今でも覚えています。
当時、同級生達と「新幹線が来るのって20年後とからしいよ」「まだまだじゃん!俺ら30歳になってるよ!」などと話して笑っていましたが、気が付けば現実に自分も30を迎え、遥か先のことだと思っていた未来はもうすぐそこに来ているようです。
来年の春、この駅はどうなっているのか、今からとても楽しみです。