「函館珈琲」もいち早く鑑賞
函館港イルミナシオン映画祭レポート

以前の記事でもご紹介した「第21回 函館港イルミナシオン映画祭」が12月4~6日にかけて行われました。
函箱編集部では5日(土)に上映された「函館珈琲」を観に行きましたので、その模様をレポートします。

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クリスマス前で活気づく函館の街

「函館珈琲」の上映は会場の一つである金森赤レンガ倉庫・金森ホールにて行われました。
金森ホールといえば映画祭の一週前の11月28日からイベント「はこだてクリスマスファンタジー」が行われています。
海上にはカナダのハリファックスから贈られた巨大ツリーが設置されていました。

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この日はあいにくの曇り空であまり良い写真も撮れずに残念でしたが、暗くなる頃にはツリーや周辺のイルミネーションの明かりが輝くキレイな景色が広がっていただろうと思います。

映画祭から誕生した作品「函館珈琲」お披露目

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会場の金森ホールに着くと、すでに会場はたくさんの人で賑わっていました。我々はなんとか後ろの方に座席を確保できたものの、この後もどんどん人が訪れ、会場は満員御礼。最終的には追加席も設置されていたようです。

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上映前に、プロデューサーからの裏話

実はこの日、プログラム上では12時からの上映となっていましたが、諸事情で開始が遅れ12時半からの上映となりました。
そのため急遽、上映前に映画プロデューサーの小林三四郎さん、河井信哉さんのお二人によるトークショーが行われました。
お二人は函館という街について「空港から市街地が近く、海も山も揃っていてすぐに撮影できる。古くから残っている建築物も多く使えて、あれをセットで作ろうと思えば大変なことになる。映画作りには本当に適した街」と評し、「函館のハリウッド化計画を進めたい」とも語っていました。
撮影の裏話も交えて、楽しいトークを20分ほど繰り広げてくれました。

いよいよ上映!函館の魅力伝わる100分間

12時半を迎え、いよいよ映画の上映です。
「函館珈琲」は第17回シナリオ大賞のグランプリ作品を映画化したものであり、この映画祭から誕生した作品です。
今年夏にオール函館ロケで撮影され、今回の映画祭が初上映。上映前のトークによると、ギリギリまで編集を行っていたそうで、本当に出来立ての状態で見ることができたようです。

私なりの映画の感想ですが、函館という街を本当に魅力的に描いている作品だと思いました。
それはただ単純に風景などを綺麗に撮影しているというだけではなく、街や人々が持つ空気がスクリーンから伝わってきて、またそれを映画の登場人物達も同じように受け止めて動いていくため、少しずつ自分も物語に引き込まれてしまう、そんな作品でした。
映画を観終わった後は函館という街が前より好きになってしまうような作品で、ぜひとも多くの方に観てもらいたいと思います。
(※映画は2016年夏に劇場公開を予定しているそうです。)

キャスト・スタッフ勢ぞろいの舞台挨拶とスペシャルライブ

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たくさんの拍手が沸き上がった上映後、舞台には映画に出演された黄川田将也さん、片岡礼子さん、Azumiさん、夏樹陽子さん、あがた森魚さんと、監督の西尾孔志さん、脚本のいとう菜のはさん、上映前にも登場したプロデューサーの小林三四郎さん&河井信哉さん、同じくプロデューサーの大日方教史さん、美術監督の小澤秀高さんとたくさんのキャスト・スタッフの方々が登壇し、それぞれに撮影の裏話や作品への思いなどを語られました。
最後にはフォトセッションも開かれ、一般のお客さんへも撮影が許可されたため(「撮影した写真は責任をもって拡散してください」とのこと)、多くのカメラが掲げられていました。

舞台挨拶の後はあがた森魚さんのライブが行われ、映画の中でも歌われていた「小さな喫茶店」などが披露されました。
途中からはAzumiさんもコーラスに加わり、さらに映画のエンドロールで流れるAzumiさんの「Carnival」をあがたさんのバンドをバックに歌うという貴重なセッションも行われ、映画の余韻を更に高めてくれました。

余談ですが、この時に出演者の黄川田さん、片岡さん、夏樹さんらが客席へやってきて、一般のお客さんに交じって一緒にライブを楽しんでいた姿が印象に残っています。俳優さんたちと同じ目線で交流できるのも、この映画祭の魅力の一つかもしれません。

「映画をつくる映画祭」

今回の映画祭のポスターやパンフレットに書かれていた「映画をつくる映画祭」という言葉。
「函館珈琲」だけではなく、また今後もシナリオ大賞の受賞作を映画化していきたいとの意向がトークショー内でも語られていました。
函館と映画との相性の良さについては、映画のスタッフの皆さんが何度も語られており、今後も函館を舞台とした素晴らしい作品がたくさん生まれるだろうことが予想されます。
この映画祭からさらに素晴らしい映画が生まれ続けることを期待したいと思います。

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場内には映画に使われた小道具もたくさん展示されていて、映画がまだ続いているような気分にさせてもらえました。

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